|
『マーガレット』(''Margaret'')は、監督・脚本による2011年のドラマ映画である。出演はアンナ・パキン、マット・デイモン、マーク・ラファロ、キーラン・カルキン、オリヴィア・サールビー、ローズマリー・デウィットらである。日本では劇場未公開だが、2013年6月5日にDVDが発売されている。 == ストーリー == ユダヤ系の女子高生リサは、ある日、些細なことから出発したバスを止めようと運転手の注意を引くが、そのために横断中の女性がバスに轢かれて亡くなる事故が起きる。ショックを受けたリサは咄嗟に横断中の女性が赤信号を無視したために起きた不慮の事故であると証言してしまう。しかし、実際に信号を無視したのは、リサに注意を引かれてよそ見をしていた運転手の方だったのだ。 罪悪感に苛まれたリサは証言を改めようと、まず事故を起こした運転手マレッティに会いに行く。ところがマレッティに罪の意識が全くないことを知ったリサは激しく怒り、事故で亡くなったモニカの親友エミリーとともにマレッティの解雇を目的とした訴訟を起こすことを決める。しかし、訴訟を起こせるのがモニカの親族に限られることから、リサとエミリーはモニカの唯一の親族であるアビゲイルに訴訟を持ちかける。モニカと疎遠だったアビゲイルは、モニカの事故に関わることを拒んでいたにもかかわらず、賠償金が高額になることを知ると自ら積極的に訴訟に臨むことになる。訴訟の結果、和解に落ち着き、アビゲイルに35万ドルの賠償金が支払われることになるが、リサらが要求していたマレッティの解雇については組合との関係がこじれるのを恐れたMTA(バス会社)により拒否される。リサとエミリーは解雇を強く望むが、そもそも金が目的だったアビゲイルが和解案を受け入れるとしたため、リサとエミリーは訴訟の継続を断念せざるを得なくなる。 リサは母ジョーンとオペラを観に行くことになる。その途中で見かけたバスを運転していたのはマレッティだった。オペラが始まり、華やかな舞台が目の前で繰り広げられる中、これまでの想いが不意に溢れて来たリサは涙が止まらなくなる。そんなリサを目にしたジョーンも感極まり、二人は抱きしめ合って泣く。 上記メインストーリーと並行して、リサが同級生のポールに処女を捧げた後、数学教師アーロンを誘惑して関係を持つといったエピソードの他、アラブ系の同級生との授業内での論争や離婚して離れて暮らす父カールとの関係、自分のことで精一杯の母ジョーンの恋愛、ジョーンの恋人ラモンの急死など様々なエピソードがリサの目線で描かれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マーガレット (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|